寒くなってまいりました

今年も、残すところ、あと12週くらい。

毎日なにもしなすぎて、なにも残っとらんというか、

1日の密度が薄い。今日は、シコって 寝て 終わり。

文字数が両手でおさまるほどにしか行動をしていない。

 

試験期間中は1日が異常に長く、

大げさやが、1週間が3週間くらいに感じるのに。

 

みんなはどうやって毎日を過ごしているんだろう。

 

最近、坂口安吾の 「堕落論 」と 「白痴 」 を読んだ

文体が難しいから読むのまぁまぁキツイ。

マンガもあるけど、文庫で読んだ。

解釈は人によりけり、素人の斜め読みやろうけど、

なんとなく泣けてくる内容やった。

 

私はなぜか障害者に好かれるのだけど、

それがなぜなのかはわからない。

理智によるものではないと思う。

頭のいい友人は、

お前の中に偏見があって人を面白がってるから、

興味をもってくれたと勘違いして寄ってくるのではないかと言っていた。

そうかもな。

 

知的障害者の方たちは感情表現が豊かである。

豊かというか、抑制がきかないのかもしれないけど、街中でもウワーッと泣いたり、大声を出して喜んだりする。

 

ふつうに考えたら迷惑って思うけど、

生きる、死ぬくらいのレベルで考えてみたら、

そうだろうか。

迷惑ってかけちゃいけないの?

 

「欲しがりません、勝つまでは。」とか

「贅沢は敵。」とか。

戦時中にスローガンになってたくらい、浸透していた

我慢、清貧といった概念は、

生きる上で正しかったんだろうか?

耐え忍ぶ姿って、美しくは見えるかもな。

モテそうや。

 

素直さや純粋というものは

社会では泥となってしまってるんかな。

 

坂口安吾は欲望むき出しに憧れてたんやろか。

欲望むき出しに憧れてたっていうよりか、欲望むき出しにしたって、金の問題や法の問題でその通りに出来ないとか、その憤りがあったのかしら。

尊敬してる人が愛読してたから、

バカお前、話が全然わかっちゃねぇ、って言われたら、申し訳ない。

うーん、付け焼き刃はやめた方がよさそう。

寝ながらぽちぽちスマホでこういうの書いてても、

なんだかな、と思い、ふらっと散歩に出、

川べりで風にあたってた所、

人に慣れてる野良猫が寄ってきたので、

猫を見てたのだけど。

耳が桜のように欠けていて、なにかしら?とググったら

耳が欠けているのは不妊手術後ってことらしい。

 

このネコは子ども残せないのか。

肉体的に残せないってやつだ。

 

ニャーニャー鳴きながら

猫はいなくなってしまった。

ひとりは気楽でいいな。

 

本当にそうか?

なんとなく自分と近しいような気もする。

 

こないだ釈放された友達と動物園に行った時、閉鎖空間の水の中で浮遊するカバを見て、友達が

「生きてて楽しいのかな?」

と漏らしたことを思い出す。

 

あなたは生きてて楽しいですか?

 

欲を持てば、底も天井もなく、嫉妬かもしれないが、

貧しい、と言われるんだろうな。 

 

僕は基本的には楽しいし

恵まれまくっていると思いますが、

精神的に悔しい問題が1つあります。

自分は男とわかっているけれど、

自分が納得していない、という問題です。

要は、私はマイメロだよ?って言って疑わないみたいなオッサンってことです。

 

ただそれだけなんですが、それがデカいです。

 

泣く時に、もっと崇高な表現がないものかなと思って

シクシク泣く時がありますが、

愛には、涙みたいな短絡的なものより

色んな表現があるから、

多分それを誇示したくなるところがあり、

我慢できなくなっちゃうのでしょう。

 

中年くらいの時点で、オッサンなのかオバサンなのかわからないような人がいるし、身体の悩みとかは、歳をとったら薄れるもんなのかなと思っていたのですが、

年々、悔しさは強く、不毛だという想いは強くなっていくんだなと思っています。

 

不毛だと知りながら、

なぜ人を好きになるんでしょうか。

人間は記憶の器で、愛情は自分の中にしかなく

それを注ぐことができるのは幸せだと思います。

私は心からそうはできません。

なので、1人でいます。

 

そうして1人でいると、

心がイキリオタク化してくるのです。

わかりやすく言えば、俺は1匹狼だ、グフフ、

みたいな感じになってきます。

そこにちらっと風が吹いて、おっ涼しい

くらいでいいと最近は思っています。

愛情を注げない代わりに、なんらかの形で

寄り添えたらいいと思っています。

 

 

東京に行ったときに、ある人から

たぶん酔っ払って、文学って必要なんですか?

って言われたことがありました。

僕はうまく答えることが出来ず、

文学部出身だったらしい予備校の先生の話をして、その先生は尊敬しているんですが、

酒癖が悪く、口移しで酒を飲んでいく焼酎リレーからの嘔吐が得意技だという話をした時に、

やっぱり要らなくないですか?と言われ、

そうね...ってなってしまいました。

 

その時は、なんかいらん話をしてしもたなと考えてたんですが、いや、やっぱりあれでよかったんだと考えています。

 

何かが足らないくらいで、

必要なくなることはないです。

 

堕落して、自分を救わなければ生きれんす。

 

答えとか、あるんでしょうか。

答えはあるかないかでいわれたら

どっちか悩んだけど

どっちでもない。

 

あの日それで笑いをとりたかったんかな。

 

痩せて〜